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コブクロの桜は2005年リリースらしい。
え?もう20年近く経つの?
(今回のブログ内容とはほぼ関係ありません)
絵本情報
文:長谷川摂子
絵・構成:矢間芳子
出版社:福音館書店
初版年月:2010年10月
定価:1,100円(税込)
頁数:28P
年齢:4歳〜
内容紹介
春の訪れや新しい始まりを象徴する花として、日本にとって馴染み深い桜。
満開の桜はとてもキレイですが、「春以外」の桜は意外と知られていない。
花びらの散った桜の木はどのようにして四季を過ごし、またキレイな花を咲かせるのか。
そんな桜の1年の様子が、精彩なイラストとテンポの良い文で描かれています!
おすすめの方
・絵本を通して桜の成長を学びたい
・綺麗で繊細なイラストの絵本を子どもに与えたい
・春の絵本を探している
感想
先述した内容と満開の桜が描かれた表紙から、桜が満開に咲くまでの話かと思いますよね。
それで間違いはないのですが、話は満開の桜が散るところから始まります。
花が咲いていない時期は見過ごしてしまう桜の木ですが、この絵本では夏の様子・秋の様子・冬の様子がそれぞれ描かれています。
「今の季節、桜はこうなってるんだね。今度散歩に行った時に見てみよう。」という風に、絵本を通した学びに繋げることができます。
実際にわが家でもこの絵本を読み、外出した際には花が咲いていなくとも桜の木が目に止まるようになりました。
たしかに満開の桜はキレイで目を惹かれますが、そうではない目立たない物にこそ目を向ける。そうすることで得られる発見もある。ということを知るきっかけになります。
また桜の1年間が描かれているということで、春に限らず1年を通して読み聞かせができるのもコストパフォーマンスが良い。
更に絵本の最後にはまた満開の桜が咲き、木と言えども生命が回る様子を学ぶこともできるため、科学の絵本としての側面もあります。
ところで、この絵本で初めて知ったのですが、桜の木になる実もさくらんぼの一種なんですね。
全くの別物だと思ってました。
調べると、桜とさくらんぼは「バラ科サクラ属」で広い意味では同じ。でも 「種」の種類が異なり、 さくらんぼは食用種の「西洋実桜」という物がポピュラーだそう。
まとめ
以上、おすすめ絵本『さくら』の紹介と感想でした。
今回のまとめ
・1年間を通した桜の成長が学べる
・繊細なイラストが美しい
・春の絵本としてはもちろん年間で読み聞かせに使える
日本の象徴として世界でも認識されていますが、意外とまだまだ知らないこともある桜。
読み聞かせとしてはもちろん、大人も学びのある良書です。
この絵本で知識を蓄えておき、「お花見のときに豆知識として披露する」なんていうのも良いかもしれません笑
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